うちの子は 0歳児から認可外保育園に入り、3歳の年少クラスから認可保育園に転園しました。
私自身も当初は認可外保育園に子どもを通わせることに不安があったのですが、
入ってみたら保育士さんたちも優しく、子どもも同年代のおともだちが出来て、
すぐに不安はなくなりました。
正直 認可保育園でも認可外保育園でも 保育園によりますし、
良いと思うところ、ここはイマイチかな…と思うところがあると思います。
それでも「無認可保育園」「認可外保育園」という名前の響きに不安を感じるのもよく分かります。
なので 実際に3年通ってみた認可外の感想や、
認可保育園との違いなどをお伝えしていきますね♪
認可保育園と認可外保育園の違い
何が認可で何が認可外?
まず、認可外保育園って何でしょう?
認可保育園は国が定めた児童福祉法に基づいた条件をクリアし、
各都道府県の自治体から認可を得た保育園のこと。
じゃあ認可外保育園は何の条件もなく設立できるの?
もちろんそんな事はありません。
認可保育園の条件には施設の広さや保育士の人数などがあり、
その中の1つでも条件が満たせないと「認可外保育園」になります。
しかし 認可外保育園でも各自治体が定めた条件が設定されており、
自治体の巡回や指導を受けながら運営しています。
認可外だからって、無法地帯なわけではないよ
地域によっては「認証保育園」「認定保育園」とも呼ばれています。
費用や補助金の違い
預ける上で費用面はどうしても気になるポイントですよね。
以下の表にまとめてみました。
※地域によって異なる場合もあります
- 保育料
世帯主もしくは世帯所得で決まる
大体 2~3万程度のところが多いが、
個人事業主や高所得者だと7~8万する可能性も。- 補助金
なし
- 申込方法
各自治体や市役所で決められた期間に書類を提出
ランク制・点数制で入園の可否が決まる- 幼児無償化
対象。
ただし、給食費や諸費用は自己負担になることが多い
- 保育料
保育園による。
5~7万程度が多い印象- 補助金
認可外に通っていると市から補助金が出る地域もある
- 申込方法
保育園に直接申し込む。
選考方法は保育園による。- 幼児無償化
月上限37,000円まで補助あり
一般的に「認可外保育園の方が保育料が高い」と思われがちですが、
認可保育園と違い 所得による価格変動がないですし、
東京都の認証保育所や横浜市の横浜保育室、川崎市の川崎認定保育園・おなかま保育室、
さいたま市のナーサリールームなど自治体から保育料の補助金が出る地域もあるので、
家庭によっては認可外保育園の方が安い場合もあります。
選考方法の違い
認定保育園
認可保育園では、いわゆる「点数制」「ランク制」で
ランクの高い人(シングル家庭や所得が低い家庭)から優先的に書類に記入したいずれかの保育園に入園できます。
保活激戦区だと両親フルタイムの家庭で溢れているので、
プラスαの点数がないと認可保育園には入れないこともあります。
我が家も二人ともフルタイム勤務だったのに認可保育園落ちたよ
認可外保育園
認可外保育園では受け付け申込が早い順だったりと、
その保育園が決めた方法で入園出来るかが決まります。
(コロナ前は大体が先着順でした)
認可保育園のように 両親の労働時間の基準値もないので
扶養内のパート勤務でも入園できますし、
認可保育園への入園が難しい「求職中」の状況でも、
認可外保育園なら入れる可能性がグっと高まります。
ただし選考方法などは各保育園によって異なり、
申込金や入園金などを先払いする園もあります。
認可外保育園に3年通った感想
実際に息子が0歳7ヶ月~3歳(2歳児クラス)まで認可外保育園に通った感想です。
園児数も少なめでアットホームな保育園でした。
繊細で人見知りする息子には逆に合っていたように思います。
先生もみんな優しく、認可外保育園だからと言って保育士さんの態度が悪いということはありません。
園庭はありませんが、その分ほぼ毎日のように散歩や公園に連れていってくれ、
離乳食から幼児食の移行、トイトレまで、しっかりと指導してくれました。
少し遠いのが不便だったくらいで、保育園にたいする不満はほとんどありませんでしたし、
息子も 先生の態度や教育方針で嫌な思いをしている様子はありませんでした。
認可外保育園の良かった点
現在は認可保育園に通っていますが、
以前の認可外保育園の方が良かったなーと個人的に思った部分を挙げていきます
繰り返しになりますが、「保育園による個性」の部分も多いので
気になる保育園は事前にしっかり情報収集しましょう♪
英語の時間があった
懇談会や役員制度がなかった
● 英語の時間があった
週に1回英語の時間があったり、
近所の水泳教室に連れて行ったりしてくれるカリキュラムがありました。
海外の先生がいつもの保育園の教室まで来てくれるので、
普段の慣れ親しんだ環境でリトミックやネイティブな英語を耳にする機会ができ、
楽しく英語にふれる貴重な時間を過ごせて良かったなーと思います。
プログラムを受けるにはいつもの保育料に追加料金がかかるのですが、
英会話教室に通うよりもずっと安い金額ですし、
保育園内で行ってくれるので送り迎えも不要。
非常にありがたかったです。
多少 英語に慣れて欲しいので
今の保育園で英語の時間がないのが残念
●懇談会や役員制度がなかった
以前通っていた保育園では懇談会や役員制度がありませんでした。
その分 保護者同士の繋がりもほとんどなかったのですが、
正直 私としてはそれも気楽で良かったです。
認可外保育園のイマイチだった点
1つ残念だったのは、進級のたびにお友だちが少なくなっていってしまうことでした。
一般的には認可保育園の方が保育料が安いこともあり、
周りのお友だちがどんどん認可保育園に転園してしまうんですよね。
以前通っていた認可外保育園では4歳児クラスになると、
園児数が2~3人にまで減ってしまっていました。
我が家が転園を決めたのもこれが理由です。
認可外保育園のメリット・デメリット
先程は実際に通って個人的に良かった点やイマイチだった点などの感想をお伝えしましたが、
今度は 客観的なメリットやデメリットをあげていきます。
メリット
1. 仕事をしていなくても入れる
2. 在住地を問われない
3. 保育園による特徴が強く出る
1. 仕事をしていなくても入れる
両親の勤務時間や勤務日数の基準が定められている認可保育園と違い、
認可外保育園では空きがあれば働いていなくても入園することは可能です。
ただし保育園によっては仕事をしている人の優先順位が高く、
満員だと断られる場合もあります。
2.在住地を問われない
認可保育園では、基本的に市内・区内在住の方からの申込受付となります。
市外・区外でも申込出来る自治体もありますが、市内在住の人が優先されるため、
認可保育園に入れる可能性はかなり低くなります。
一方 認可外保育園では保育園が直接 受付申込しているので
在住地で有利不利が決まることも少ないです。
3.保育園による特徴が強く出やすい
認可外保育園では、お勉強系に力を入れている園も数多く存在します。
英語特化の保育園や運動に特化した保育園など、
保育園による特徴が出やすいのは認可外保育園かなーと思います。
私立の認可保育園では英語やリトミックを取り入れている園もあります。
デメリット
1. 保育料が高い
2. 園庭がない、保育室が狭いなど施設の作りに差がある
1.保育料が高い
一部の家庭を除き、やはり認可外保育園の方が保育料が高くなってしまう場合が多いです。
認可外保育園では国からの公的補助金を受けられないからなのですが、
筆者の周りの認可外保育園では5~7万程度が多かったです。
一部では月に10万近い保育料を支払う園もあるので、必ず事前に確認しましょう。
2.園庭がない、保育室が狭いなど施設の作りに差がある
認可外保育園では十分な広さが確保出来ていなかったり、園庭がない所も少なくありません。
私自身も入園前は園庭がないことをネックに感じていた事もありましたが、
その分 散歩や公園に毎日のように行ってくれていたので、
運動不足を感じたことはありませんでした。
まとめ
「認可外保育園」と聞くと どうしてもあまり良くないイメージを持ちがちですが、
認可外保育園でも良心的な保育園は多数ありますし、
独自のカリキュラムを組み込むためにあえて認可外である保育園もあります。
多少 施設が狭かったりはありますが、
その分 散歩や公園に連れて行ってくれたり、
上のクラスの子たちが優しく接してくれる機会があったりして、
必ずしもデメリットだけではないんだなぁと思いました。
これは認可保育園でも言えることですが、
まずはしっかりと見学をして、自分の目で保育園の雰囲気を見てみましょう。
これから認可外保育園に通うことが決まっている方、
認可外保育園を視野に入れて保活をしている方の不安や疑問が少しでもなくなれば幸いです♪
認可保育園への転園当初の記事はこちら
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