日本に住んでいる限り、地震・台風・水害とは切っても切れない縁。
ご家庭で災害対策していますか?
私は現在4歳児を育てていますが、
何かあった時に子どもを守れるのは親である自分や旦那さん。
のほほんと暮らしていましたが、数年前 防災グッズはしっかり揃えました。
しかし 色々とある防災グッズ、
なにを揃えたらいいか分からない方も多いかと思います。
そこで今回は実際に用意している防災グッズや、
自宅避難をする時の必需品、
日常の中でやっておきたい災害対策などご紹介したいと思います。
・一児のママである筆者が実際に用意している防災グッズのご紹介
・子どもに必要なものを年齢別に紹介
・防災グッズで揃えておくべきものチェックシート配布
をご案内していきます
避難の流れ
地震の場合
大きな地震が起きた時、建物の倒壊や火事の危険がなく、
自治体や消防等から非難の指示がない場合は避難所へ行く必要はありません。
自宅を含む建物内にいる時、安全を確保出来ているのならば
むやみに動くとかえって危険だからです。
避難指示が出ていたり、火災などの危険が身の周りに及んでいる場合、
まずは一時集合場所(いっときしゅうごうばしょ)に避難します。
お住まいの自治体にもよりますが、
一時集合場所は近くの公園や小中学校であることが多いです。
その後は以下の2パターンどちらかの行動になります。
1. 一時集合場所に火災などの危険がなければその場で待機し、
様子を見ます。
2. 一時集合場所が危険な場合 及び、
道中で火災などの危険が及ぶ場合は避難場所で避難します。
避難場所は大きな公園や広場が指定されていることが多いです。
1,2とも、火災の心配がなくなったら自宅へ戻り、被害状況を確認します。
自宅に被害があり、生活ができないようならば避難所へ行き、避難生活を送ることになります。
避難場所と避難所の違い
・避難場所:地域全体に危険が及んだ時に一時的に待機する場所です。
大きな公園や広場などが指定されていることが多く、
水や食料などの備えはありません。
・避難所:災害で自宅に被害を受けた方が、一時的に避難生活を送る場所です。
学校などが指定されている事が多く、
飲料水等が備えられています。
一時集合場所や避難場所、避難所を確認しておきましょう
風水害の場合
風水害の場合、早めの行動がキモです。
水がひざ下まで来る前に、指定の避難所や3階建て以上の頑丈な建物に避難します。
その際、
・エレベーターは使わない
→停電が起こり、閉じ込められる危険があるため
・河川や用水路には近づかない
→周辺は水の流れが激しいことがあり、足を取られて危険です
・避難する際は火災などの二次災害を防ぐため、
ガスの元栓を閉めたり、ブレーカーを落としてから避難する
等に気を付けて避難しましょう。
特に小さな子供がいる家庭では、避難が遅れ水位が上がると動けなくなってしまいます。
浸水の可能性がある住居で暮らしている方は、
「大げさだろうと、何かあるよりずっと良い。何もないならそれで良かった」という気持ちで、
早めの行動を心掛けましょう。
参考:東京都防災ホームページ
ママの防災リュック中身
子供がいる家庭での持ち出し袋で気を付けたいところは、
子供を抱っこしても持ち歩ける重さであること。
避難所へ行く時に自転車や自動車、ベビーカーが使える状態とは限りません。
徒歩移動を前提にして荷造りしましょう。
うちの子は18㎏近くあって10分も抱っこ出来ないけど、
いざという時は抱えていけるくらいの重さにしているよ
私の非常持ち出しリュックは、自分+子供1人分で一時避難(1日~2日)を想定して用意しました。
パパが仕事でいない事が多いので、必ず自分一人でも子供を連れて動ける重さにしています。
衛生用品
新型コロナの影響で 布マスクを愛用している方も増えましたが、
水が貴重になる災害時には、洗濯物を最小限に済ませるために使い捨てタイプも用意しておきましょう。
・ガーゼ
・包帯
・絆創膏
・消毒薬
・からだふきタオル
・水のいらないシャンプー
・口腔ケア用ウエットシート
・おしり拭き
・携帯用トイレ
・オムツ(5枚程
・生理用品
写真には写していませんが、生理用ナプキンも2~3日分は用意しておきましょう。
普段から多めに買い置きしておくと安心です。
トイトレが完了していたとしても、
子供が被災の不安やストレスでトイレに行けなくなったり、
おもらしをしてしまう事もあります。
3~4歳くらいまではオムツを用意しておいた方が良いでしょう。
オムツの枚数は年齢によって調整して下さいね。
避難所はトイレ問題が深刻…。
小さい子供にトイレを我慢させることは難しいですよね
小さい子供がいる家庭はオムツ・携帯用トイレはぜひ多めに用意しておきましょう 。
まだまだオムツが必要な子には、常に2パックくらい自宅に買い置きしてあると安心です。
我が家もトイトレは完了していますが、余ったオムツは保管してあります。
他の荷物も取り出しやすくなりますよ
非常用品
・2段階の光で照らせるライト
・コック付きウォータータンク
・軍手
・ホイッスル(自分と子供用)
防犯にも使えるホイッスルは、常に持ち歩いていると安心です。
大きな災害時には 電話やインターネットなどの通信が遮断される可能性が高いです。
そうすると周りの情報が入ってこないため、身に迫る危険を察知出来なくなります。
携帯用ラジオはしっかり用意しておきましょう。
写真に写っているSONYのポータブルラジオは
スマホの充電可能+ラジオ+2種類のLEDライト搭載…と
1つで3役可能な代物。
こういった多機能な物を選ぶと荷物を減らす効果にもつながります。
是非 選ぶときの参考にしてみて下さいね。
ちゃんと使えるか定期的に確認しよう
災害の被害が大きい場合、少なくとも2~3日は停電している可能性が高いです。
ライトもラジオ同様、災害時には必需品。
在宅避難をする場合でもライトは家族の人数分 用意しておきましょう。
小さなお子さんにはネックライトなどもオススメです。
非常食
・野菜ジュース
・非常食
尾西のアルファ米は味の種類が豊富で、飽きづらいです。
非常時でも「どれを食べようか」という楽しみが持てますし、
チキンライスやエビピラフなどの子供にも人気なラインナップが揃っています。
・アマノフーズ フリーズドライ豚汁
これは非常食ではないんですが、
フリーズドライなのに具がしっかり入っていて美味しいです。
温かいお味噌汁が恋しく感じるんじゃないか…と思って入れてあります。
ちなみに水は1日あたり1人3リットルが目安らしいですが、
とてもそんな量抱えて歩けません。
水は自宅に備蓄しておき、防災リュックには最低限の水をいれておきましょう。
2Lの大きいペットボトルよりも、
500mlのペットボトルのように小分けにした方が利便性が高く、
衛生面でも安心です。
日用品と貴重品
写真には載せませんでしたが、着替えと下着のセットも用意しておきましょう。
また メガネ、コンタクト、常備薬など、普段使用しているものがあれば一緒に入れて。
私はスペアメガネを入れておいています
・コンタクトやメガネ ・ブラシやクシ
・スキンケア用品(使ったことのある試供品やトラベル用の小さいサイズが便利)
・メイク落としシート ・常備薬 ・ペンとメモ帳
・印鑑
・身分証明書(運転免許証、マイナンバーカードなど)
・母子手帳
・保険証
・現金 いくらか入れておくと安心
など
季節によって必要な物
暑い夏や、寒い冬を乗り切るために役に立つものをご紹介します。
・ポータブル扇風機 ・扇子やうちわ ・冷感スプレーや冷感タオル
・汗拭きシート ・塩飴
・アルミブランケット ・ヒートテックなど暖かいインナー
・ホッカイロ ・寝袋 ・保温性のある靴下+スリッパ
ついつい見直しを忘れがちだけど、いざという時困るのは嫌だもんね
年齢別 子どもに必要な物
全年齢 共通して必要な物
・おやつ
・音が鳴らないおもちゃ
・絵本
子どもの気持ちを落ち着かせるためにも、
是非 持ち出し袋に入れておきましょう
0歳~1歳
・ミルク(キューブや液体ミルクなどがオススメ)
普段 母乳育児をしていても、被災のストレスでおっぱいが止まってしまうことがあります。
非常用と割り切り、用意しておくといざという時に安心です。
・使い捨て哺乳瓶
・授乳ケープ
・加熱剤(ミルクを作る時に重宝します)
・おしり拭き(出来れば2パック)
アルコールフリーのものを選べば、身体や顔を拭くことも出来ます
(粘膜に触れないよう注意)
・オムツ(10枚以上)
・オムツ替えシート
・ガーゼ
歯を磨いたり、お口を拭いたり。
・おくるみやバスタオル
・BOSなどの防臭ゴミ袋
・着替え
・離乳食
・ストローマグ
・カトラリーセット
・お食事エプロン
2歳児以上
・オムツ
トイレトレーニングが済んでいない場合は多めに。
トイレトレーニングが完了していても、ストレスや恐怖などでトイレに行けなくなったり、
おもらしをしてしまう可能性があるため、5枚ほどは入れておきましょう。
・ほとんど大人と同じが食べられるので、
非常食も大人と同じものを用意
・カトラリー
・着替え
・防災頭巾やヘルメット、子供用の軍手
・名札(迷子になった時にも)
まとめ
避難リュックに入れておくものをご紹介しました。
揃えただけで満足せず、定期的にチェックして賞味期限や
子どもの服のサイズを確認することが大切です。
実はこの記事を作る時に自分の防災リュックを確認したら、
期限切れを発見しました
いつ起こるか分からない災害に十分に備えて、
家族を守れるようにしたいですね。
こちらで防災リュックに入れておく物のチェックシートを配布します。
是非 参考にしてみて下さいね♪
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一から揃えるの大変だわ…という方は、
セットで揃えられる防災リュックも出ているので、
まずはそちらを購入しても良いかもしれません。
・東京都防災ホームページ
・首相官邸ホームページ
・アベナオミさんの書籍「被災ママに学ぶ ちいさな防災のアイディア」
を参考に致しました。
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