現在8歳(小3)の長男ですが、小1から気になっていたことがありました。
・読解力が低い
・文字を読むのが苦手
・漢字が苦手
・話が下手
いわゆる国語が苦手な状態でした。
算数も文章問題だと、言葉の意味が理解できずにバツをもらっていたり。
後述しますが、学年が上がるにつれ、問題行動も出てきました。
幼い頃から育てにくかった長男なので、発達障害も考え、
病院で発達診断とWISC-Ⅴという検査を受けました。
その結果と、
長男の成長の様子
幼少期
幼い頃は癇癪が激しい・人見知りが激しい、となかなか育てにくい子でした。
こだわりもあったので、遊び相手するのにも苦労した時期もあります。
しかし、初めての子だったのでそんなものかと思ってもいたのです。
この子はちょっと育てにくい子なんだな、程度に。
のちに下2人が産まれ、「長男の大変な部分」に違和感を感じるようにもなりました。
1歳半検診・3歳児検診・5歳検診について
1歳半検診では、単語が出ていなかったので引っかかりました。
こちらに詳しく記載してあります。

全く喋られなかったわけではないんですが、単語と言う単語が怪しい感じでした。
しかしそのあとくらいから言葉が出始めたので、
2歳くらいに保健師さんから様子を聞く電話があった時には単語が出てきた話をしたら、
様子見となったので「言葉が遅い子」だけど「発達障害ではない」のかと思っていました。
3歳児検診・5歳児検診は問題なく終わりました。
5歳児検診は主治医にやってもらう形だったのですが、
「少し目が合いづらいけど、受け答えは出来ているし問題ない」という結果でした。
長い保育園生活でも、特に何か指摘されたことはありませんでした。
他害をしたこともありません。
小学生になってから
小学校1年生のときはまだ特に悩んでいることはなかったと思います。
国語能力の低さを心配してはいたのですが、
通っていた公文の先生にも、夫にも「まだ1年生ならそんなものだ」と言われ、
何もすることなく過ぎていってしまいました。
人見知り激しい子のわりに、すぐに友達が出来たので安心していたくらいです。
2年生になってから少しずつ勉強嫌いが出始め、
3年生の今、勉強嫌いだし、学校も好きではありません。
個人面談に行った時に、いろいろなやらかし情報を聞いて驚き、
家でもお金を盗んで友達との遊びに使ったりするという、
問題行動を起こすようになりました。
他にも
・持ち物をすぐなくす
・探し物が見つからなかったり、少し難しい宿題が出ただけで泣きわめくほどのパニックを起こす
・10分前に聞いたことでも、繰り返し聞いてくる
こういう日常生活での違和感もあったこともあり、
発達診断が出来る病院を受診することにしました。
発達診断とWISC-Ⅴ検査
病院を予約し、先生とお話をし、
発達診断とwisc-Ⅴという知能検査を受けることになりました。
wisc-Ⅴとは
wisc-Ⅴという言葉を初めて聞いた方もいるのではないでしょうか?
私も 長男が診断を受けるまでは知りませんでした。
wisc-Ⅴとは
・言語理解指標:言葉の意味を理解したり、言葉を使って説明する能力
・視空間指標:視覚的な情報や空間を認識し、パズルを組み立てるような視覚的な思考力
・流動性推理指標:新しい情報からルールを見つけ出し、問題を解決する推論の能力
・ワーキングメモリー指標:一時的に情報を記憶し、それを処理する能力。集中力や忘れっぽさにも関連する力
・処理速度指標:作業を要領よく速やかに行う力
これら5つの主要な認知領域を測定し、
全体的な知的能力の指標であるFSIQが分かる検査です。
検査結果
発達診断はハッキリとした結果は出なかったのですが、
ASD(自閉症)とADHD(注意欠如・多動性)のグレーゾーンという感じでした。
正直「納得」という感想を持ちました。
Wisc-Ⅴの検査結果は言語理解指標が「76」と「低い」数値になりました。



説明が下手だったり、文章を読むのが苦手だったり、
オープンクエスチョンに答えるのが苦手だったりします。
先生がおっしゃるには、文章を理解して自分の中で消化するまでに他の子よりも時間がかかるそうです。
そのせいで授業を聞いていないように見えたり、
授業についていけないのではないか?ということでした。
そして問題行動を起こすことに関しては、
出来ない自分に焦っていて、その埋め合わせ行動として行っているのではないか?と。
これに関しては釈然としない部分も正直 あるのですが、
長男は不安や不満を抱えているのだな…と気付かされることになりました。
今後 親がサポートできること
日本で暮らしていくにあたって、言語理解指標が低いと苦労することは想像に難くないです。
接し方のコツを先生から聞いてきたのでシェアします。
・簡単な言葉で簡潔に説明する
・図やイラストなどを使って説明する
・クローズドクエスチョンで質問する
・難しい言葉で長々と説明されても処理が追いつかないので避ける
・叱るときに「どうしてやったの」「なんでこんなことしたの」というオープンクエスチョンだと、
言葉に詰まってしまうので、「はい」か「いいえ」で答えられる質問をすること
日常で言語理解指標を高めてあげられるようなサポートをする。
・分からない言葉は簡潔に説明する。そして理解できたか確認する
→語彙力を増やす
・今日の出来事を話してもらう
・年齢よりも低めの本(漫画でも可)を用意して、少しでも読書をする
→そもそも読書が苦手なので、対象年齢が低いものから始めること
・映像から入って文章 だと取り入れやすい
→アニメになっているようなもの(ドラえもんやサバイバルシリーズ、ゾロリなど)は、
まず映像を見せてから漫画や本など読ませると取り入れやすい
今後 学校の先生とも話しつつ、
普通級か支援級かを決めていきたいと思っています。
診断を受けて
今回 発達診断・wisc-Ⅴの診断を受けて、本当に良かったと思いました。
長男への理解が深まりましたし、苦しんでいることにも気づいてあげられました。
人よりも苦手なものが多いので、今後 苦労することもあると思いますが、
何が苦手なのかが分かっているので、サポートもしやすくなりました。
もしお子さんのことで何か悩んでいたら、
1度発達障害の診断が出来る病院へ受診してみるのも良いかもしれません。
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